老人ホームの介護現場-老人ホームと地域の付き合い|高齢者のための老人ホーム

老人ホームの介護現場

介護の仕事はよく「3K(キツイ・キタナイ・クライ)」の仕事と言われます。オムツの世話、食事の介護、入浴補助などに忙殺される日が繰り返されます。夜勤もあり、忙しい上に休みもとれない現場は介護スタッフの気力と体力を奪ってゆきます。将来の夢が見えないことに失望して去ってゆくスタッフも少なくありません。最近はヘルパーの資格を取る人も増えており、求人を出せば補充することはできますが、ベテランが面倒をみながら教えていくという余裕はなく、初めて介護の仕事に就いた人は現場の厳しさについていけず、すぐに辞めていくことも珍しくありません。


いまだに多くの老人ホームにおいて仕事のマニュアル・手順書が無く、ベテランの経験と勘で仕事を回していくことが行われています。

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従って不適切な指示や、記憶違い、等によって介護のミスが起りやすいのは否めません。スタッフの給料の低さや慢性的な人手不足によるモチベーションの低下が、モラルハザードを引き起こすことも懸念されます。最近は求人という形ではなく、派遣スタッフを活用することも多くなりましたが、時給の高い派遣スタッフに残業はさせられず、結局、正職員がサービス残業を強いられているというのが実態のようです。


介護サービスの代金は、サービスの種類ごとに国が定めています。代金の9割を保険制度から介護報酬として支払い、利用者が1割を負担します。老人ホームはこの代金収入の中から、人件費を捻出します。

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ところが、介護保険制度が始まってから利用者が大幅に増え、保険制度からの支出がふくらんでいきました。そこで、介護報酬の総額の伸びを抑えるため、厚生労働省は2度にわたって報酬単価を引き下げました。そのため、老人ホームの収入が減り、スタッフの賃金へしわ寄せがされています。この環境が変わらない限り、介護の現場から求人が減ることはありません。

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